ベルトフロアアクションの歩き方

 パニッシャーの本格的な攻略に入る前に、「ファイナルファイト」などに該当する、いちゲームジャンルであるベルトフロアアクションゲームに共通するコツみたいなものを説明させていただきます。
 今から説明することを念頭においてプレイすると、比較的安全かつ安定性が高い立ち回りをすることができるかと思います。



・敵に接近するのは縦方向から

 ベルトフロアアクションゲームでほぼ全てのプレイヤーキャラに実装されているものとして「掴み」という要素があります。
 敵に近接すると自動的にその状態に移行し、無防備な相手を一方的に攻撃し、最後は投げ飛ばすことができる(投げた敵が他の敵に接触すると、ダメージを与えることができるというのも共通項)……というのも、ほぼ共通しています。
 次の項目で説明する「敵を一方向に固める」という点でも、この「掴み」や「投げ」が非常に重要なファクターをしめており、ベルトフロアアクションのゲームにおいては非常に重要な要素であると言えます。
 ところが、敵キャラも馬鹿ではありませんので、プレイヤーキャラが安易に近接をこころみても、反撃されるのがオチです。
 そこで、できるだけ安全に敵を掴むにはどうすればいいのか……という話になるのですが、この手のベルトフロアタイプのゲームでは、おおよそほぼ全ての敵が横方向からの接触には敏感ですが、縦方向からの接触には無防備な場合が多いのです。
 その為、どんな乱戦時であったとしても、敵に近接するのは横方向からでなく、縦方向から接触するように心がけてプレイすると、比較的簡単に相手を掴むことができ、そこから逆転することも容易になると思います。
 敵に囲まれたりすると、安易な逃げ場所を求めて、とにかく近場の敵をどれでもいいから掴みたい……などの心理状態になるかとは思いますが、そういった場合でも横方向にいる敵に向けて行動するのではなく、常に自分の縦位置にいる敵に眼を向けたり、そういった状況になりえる敵を見極めるのが重要となります。



・敵の包囲網に立ち向かう

 この手のゲームに慣れていないプレイヤーが最も遭遇するシチュエーションが、多くの敵に左右を囲まれて袋叩きにされる、というものではないでしょうか。
 基本的にベルトフロアアクションでは1対多数というシチュエーションが多いので、適当に動いているとどうしても敵に囲まれがちになります。なぜなら、組織的に行動するように敵のアルゴリズムが組まれているゲームが多いからです。
 さて、敵に囲まれるという窮地においやられた場合、どのようにしてそこから逃れればいいのか、ですが。


1:敵密度が薄い側の敵を掴み、密度の濃い側に投げる

 勢力が弱い方向がすぐに見極められたら、そちら側の敵をなんとか掴んで、逆サイドに投げます。
 敵が少ない側が基本的には掴みに行く方向ですが、たとえ敵の数が少ない側でもその敵が掴み技をもっている、攻撃力の強い等の反撃を受ける可能性が高い勢力が揃っていた場合は、あえて数が多い側の敵をポンポン投げた方が安全な場合もあります。
 このあたりは慣れも必要かと思いますが、敵の勢力の見極めは、この手のゲームでは必須になりますので、敵の性能はちゃんと頭に入れるようにしましょう。


2:打撃技>投げで敵を一方にまとめる

 1とほぼ同様ですが、囲まれているとはいえ、敵との距離がある程度離れていると判断した場合は有効です。システム的に立ちの打撃技から投げが存在していないゲームにおいては関係ありませんので注意。
例:エイリアンvsプレデター、キャプテンコマンドー、バトルサーキット、天地を喰らうIIの黄忠等

3:強力な打撃技で敵を吹き飛ばす

 立ちの連続技をチマチマ入れようとしても、逆サイドの敵に袋叩きにされる可能性が高いので、打撃技を使う場合は攻撃判定が強く、転倒判定があり、即効性の高いモノを選んで使うと良いでしょう。
 この方法は打撃技に重点の置かれているゲームで行うと効果的です。
 敵を転倒させて、一方のサイドがクリアになったら、敵がまだ密集しているサイドに大きく回り込んで、同様の方法で1方向に敵を密集させましょう。
 勿論、回り込む際には、システム上でダッシュが存在するゲームは多用しましょう。

例:エイリアンvsプレデター。プレデターウォリアーのダブルキック、リン・クロサワの双勁破(単品ではなく、ガンを乱射しながら等)、プレデターハンターのサプライズロール、ダッチ・シェーファーのスライディングパンチ等。エリプレは掴み要素があるものの、敵を掴み辛いゲームなので、特に打撃技が重要。
例:パニッシャー。流星キック、ニックの立ちサマー(パニッシャーはリーチが短く危険)、ダッシュ攻撃等。
例:ファイナルファイト。横跳び蹴り。
例:キャプテンコマンドー。横ジャンプ攻撃。各ダッシュジャンプ攻撃(キャプテンファイアー除く)。
例:パワードギア。デスドリルの横入れ攻撃。レーザーブレードの斬光剣、エアカッター。シールドキャノンのスプリットキャノン。


4:必殺技を使う

 上記の方法のどれもが間に合わないと判断した場合は、黙って体力消費型のメガクラッシュを使いましょう。周辺の敵はほぼ全員吹き飛び、仕切直しになります。
 とはいえ、全員が復帰したら周りを囲まれるというシチュエーションに変わりはないので、吹き飛んだ相手の距離や勢力を見極めて、別の方法で囲いから脱出する手段を見いだして下さい。でないとメガクラッシュの出し損になります。



・必殺技を出し惜しみしない

 転倒時やジャンプ時を除いて(パニッシャーの場合、ジャンプ時でも手榴弾を放てますが)、自分が殴られていようが何をしていようが問答無用で発動でき、周辺の敵に対して強力無比な攻撃判定を持つ、「必殺技」。
 おおよそ全てのゲームで体力消費型となっており、当然ながら回数制限があります。
 その為、慣れない内はもったいないという心理状況が働いてしまい、ここぞという時に出せなかったりする場合が多いです。
 基本的に、敵に囲まれて身動きが取れなくなったり、敵からダウン要素のない攻撃を喰らったら即発動で問題はありません。ザコ敵などで、各攻撃の間に復帰して逃れることができる場合もありますが、その見極めをするのは最初はかなり難しいですし、複数のザコが絡んでくると復帰する前に攻撃を連続で喰らう危険があるので、発動した方がダメージは低く押さえられます。
 ダメージ判定が出た瞬間に同時押しができるくらいまで慣れることができれば、ダメージを最小限に押さえることができるようになると思います。

他にも何か思いついたら追記するかもしれません。

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